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村上克之の詩の置場です。
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2008-12-21
帰る場所
書かれたモノ・コトのかえる場所がいま生きている人間だった、面識のない、ゆかりのない魂だった、だからいまは輪郭のしっかりした魂の話がしたい古い墓をあばくような黄金の、コトバ、律動、化石の卵からとろとろと流れ出る生きた死者との邂逅、生前の事は語らず、ただ微かにふるえているその書かれたモノ・コトは、薄暗い勝手場の隅の古い竃の蒸籠のなかで孵化する魂とともに息衝く。外は夥しい昼の世界。家の中を風が通り抜けてゆく。ふと背後の本棚に気配する。
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